テレビ・新聞などでは目を覆うような凶悪な事件が、あたり前のように報道されています。世界一安全な国であったはずなのに、安心して暮らす事が出来なくなっています。

そして、大人を真似るように、青少年による凄惨な犯罪の数々。自分のみならず、他人の命の軽視。思いやる心が失われ、生きる意志が希薄になっているのかとも感じられます。

子供達を取り巻く環境を考えると、彼らを大人にする仕組みが様変わりしています。
私たちは、彼らに学力や知識の習得を優先させ、学校にばかりその役割を負担させてきました。

人として生きる術や、その学んだ知識を社会の中でどのように生かしていくのかを、伝えていくことを忘れてしまったのではないでしょうか。

私たちは子供の頃、ご近所や地域、そして親とのふれあいの中で、社会慣習や人間関係を学び、人格形成の礎としました。　今、次代の子ども達にも、同じような環境を与えていくことが必要なのです。

何が出来るか、どこまで出来るのかは分かりません。

しかし、子どもたちに見せなくてはいけないのは、目的に向かって行動する“おやじの背中”です。

平成20年9月1日

発起人　　　　柳本 明彦

一柳　光貴

長谷川 裕二

鬼頭　利正

早津　剛